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実践!機能性表示食品認可3【喫食パターンの決定】

こんにちは、河村農園の河村です。
今回は前回の「実践!機能性食品申請2【商品の企画】」に続き、【喫食パターンの決定】についてお話していきたいと思います。

喫食パターンは商品企画の段階で決める

実は商品の企画の段階で、喫食パターンをガチッと決めないといけません。ここが後々の工程に、響いてきます。
どう響いてくるかというと、余計に分析費用や時間をかけてしまう恐れがあるのです。

弊社のごぼう茶の場合、最初は1gのティーパックを想定して分析を行いました。
しかし血糖値の機能性成分の場合にはもう少し量が必要だったため、再度2.5gで検査に出し直すことになりました。
つまり、2重に分析費用と時間をかけてしまったのです

機能性表示食品届出は初回なので、この失敗は自分で多めに見ることにしました。
開発部の方などは上司から大目玉を食らうのではないでしょうか。上司の方、最初は大目にみてあげましょう。

喫食パターンの決定

弊社では、ごぼう茶を二度目の分析試験に出す前に、飲み方の(喫食パターン)を、以下のような形でしっかりと決めました

  • 一日に、2.5gのごぼう茶を下記のパターンで作って飲む。
  • 煮出し、500ccの水で沸騰させ、沸騰したら中火にして蓋をしたまま5分間煮出して、火を止めて召し上がってください。
  • 急須、急須にティーパックを入れ熱湯を注ぎ頂いて下さい。
  • 水出し、容器にティーパックを入れお水500cc入れ2時間おいて召し上がりください。

と、このように喫食パターンをしっかり決め、このパターン通りに分析試験を依頼しました。
そして機能性成分のイヌリンが規定値750mg検出されるかを調べます。

ここでイヌリンが出なかったら、まずい事態です。もう一度、色々やり直しとなります。
例えば、ティーパックを2.5gから3.0gに増やす等、次の手を考えなければなりませんです。

弊社の場合は、最初にあまり考えずに分析試験に出していましたので、無事、イヌリンが750mg以上検出されました。
ほっと、一安心です。流石に何回も失敗できませんしね。

次回は、こちらの分析に関してちょっと詳しく解説します。

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