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ダイエット?便秘?ごぼう茶の効果・効能って?飲み方やアレンジレシピもご紹介!

ごぼう茶とは

ごぼうには、健康な体を保つために必要な成分がたくさん含まれています。
その成分を手軽に摂ることができるように、お茶として加工したのが”ごぼう茶”です。
アクが多い野菜として知られているごぼうを、本来の風味や栄養素を損なわないように丁寧に蒸して焙煎し、えぐみや雑味、苦さを抑えて、さっぱりと飲みやすくしています。

種類もいろいろありますが、健康維持のために「毎日続けられる味かどうか」が、ごぼう茶選びのポイントです。

実は、ごぼうの種類や育て方、また製茶加工の仕方によって、お茶の風味や味、成分量が違ってきます。
美味しい”ごぼう茶”を飲んで、毎日楽しみながら健康的な日々を過ごしてみませんか?

 

ごぼう茶の成分と効果

ごぼうは、食物繊維を豊富に含んでいる野菜として広く知られていますが、「アクが強くて泥臭い」という特徴もあります。
クセが強い野菜だから苦手だ…という方もいらっしゃるでしょうし、アク抜きをしたごぼうを、料理に使う方も多いでしょう。
皮をむいて、水にさらして下処理をしたほうが、エグ味や渋みが取れて食べやすいと感じるでしょうが、実はごぼうの皮部分にこそ栄養が多く含まれています。

 

ごぼう茶の成分

ごぼう茶には、食物繊維成分である「イヌリン」と、血中の糖や脂肪に作用する「サポニン」という成分を主に含んでいます。

いずれも成分も、水溶性で水に溶けだしますので、ごぼう茶を飲めば手軽に有効な成分を摂取できます。
ごぼうを調理する際、アク抜きで水にさらすと水溶性成分はどんどん流れ出てしまいますが、ごぼう茶は飲むだけで効率よく栄養を体に取り入れることができます。

 

ごぼう茶の効果

水溶性食物繊維であるイヌリンの働きによって、食後に起こりやすくなる血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
また、中性脂肪を下げる効果があるといわれています。
サポニンは、血液の状態を良くする効果や、酸化・脂質吸収を抑制する働きがあります。
朝・昼・晩のご飯のおともや、朝目覚めてすぐの水分補給に、ごぼう茶はピッタリです。

 

健康的な毎日をサポート!
ごぼう茶のメリット

「いくら運動してもなかなか痩せない」
「生活習慣病が気になる」
「ダイエットしているつもりなのに効果が現れない」

とお困りの方は、まず、健康的で太りにくい体づくりを目指しましょう。
体内に不要な老廃物を溜め込まないように、食物繊維を摂り入れること。
そして、血液中に糖や中性脂肪を増やさない、サラサラの状態を保つこと。
この2つは健康的な体づくりの大事なポイントです。

 

食物繊維たっぷりのごぼう茶。便秘気味の方にもオススメ

一般的に食物繊維には、腸の中のビフィズス菌を増やして調子を整える効果があると言われています。中でもイヌリンは、糖の体内吸収を抑えながら、胃で消化されないまま腸に届いて腸内細菌(ビフィズス菌など)のエサとなり、腸内環境や腸内フローラを整えてくれます。

そしてサポニンには、体内の脂肪や血中コレステロールを分解し、吸収と蓄積を抑える働きがあります。さらに肝機能を向上させてくれるので、エネルギー切れしにくく、疲れにくい体に近づけてくれます。

ごぼう茶は血液や腸の状態を良好に保ち、毎日の健康をサポートしてくれる優れた飲み物なのです。

 

続けられるごぼう茶選びが大切

年齢や性別、お茶を飲む回数や量、好きな食事…。

ごぼう茶を召し上がる方それぞれで、好みや水分補給のタイミングが異なるでしょうが、「毎日飲むお茶だからこそ、続けられるものを選びたい」と皆さんきっと思うでしょう。

最近では「無農薬」や「生産地」にこだわりのある食べ物や野菜が注目されています。もちろん、お茶でもそれは同じです。

購入してくださる方が「安心して飲み続けられるポイント」をまとめてみましたので、ぜひ参考にご覧ください。

 

続けられるごぼう茶の選び方

種類


・ティーバックタイプ
マグカップやボトル容器に入れてかんたんに作れるのでオススメです。
お茶の飲みやすさ・続けやすさでいえばこのティーバックタイプが断トツでしょう。
煮出す時間を調節すれば、香りや味を自分の好みに合わせられます。

・茶葉・カットタイプ
一日に召し上がるお茶を、まとめて一度に抽出して作り置きしておくのであれば、茶葉をカットしたタイプのものが良いでしょう。コストがもっとも安くなるのもこのタイプです。
ごぼう茶に水分をしっかり浸透させられるので、香りと味が強く出やすくなります。

・粉末タイプ
ごぼう本来の風味をがっちりと味わいたい方には、細かく擦った粉茶タイプがオススメです。粉を湯で溶いて飲むタイプで、出がらしはなく「ごぼう感」が最も強くなります。

 

ごぼうの品種や産地によって、味の濃さや香りが異なります。さらに、製造加工の仕方によって全く異なる味に感じるほどの違いが現れます。
オススメは、焙煎加工されたごぼう茶です。一度蒸しあげてごぼうが持つ本来の甘味を閉じ込め、しっかりと焙煎を施します。
焙煎によって香ばしさと甘味をが引き立ち、渋みやえぐみを感じない飲みやすいお茶に仕上がるのです。

 

品質

ごぼうそのものの品質が、まずは大きな決め手となります。
海外産(インドや中国からの輸入ごぼう)か国内栽培かに大別されますが、生産地・生産者がパッケージに具体的に明記されているものを選びましょう。
輸入食材には、日本で認可されていない農薬を使用している可能性もあるので、国産ごぼうを使用したごぼう茶をオススメしたいところです。
そのほかにも、

・生産または加工段階で農薬や添加物をしているか
・梱包材やティーバックに漂白剤を使っているかどうか

など、ごぼう茶の品質にはたくさんの要素が関わっています。
残留農薬や添加物を含んだお茶には、雑味や独特の臭みがあり、飲んですぐに違和感を感じるはずです。
農家さんからごぼうをお茶専用に仕入れていたり、製造から加工、出荷まですべての業務を自社で行うメーカーさんのごぼう茶は、しっかりと品質が保証されているといっても過言ではありません。

 

量と値段

ごぼう茶の価格は、ごぼうそのものの仕入値段と製造加工作業の手間、パッケージのタイプによって変わってきます。
ティーバックの梱包入数が多い、または大袋に焙煎茶をそのまま入れた大容量タイプの方が、少量包装しているものよりも割安になります。
最近では、低価格のお茶がドラックストアの棚にもたくさん並んでいますね。安い値段で購入できれば続けられるかも…と思うかもしれません。しかし、いくら安くても美味しくなければ口にする回数は減ります。続けて飲むための決め手は、やはり「味」です!
味わいの良さや品質を追求すると値段があがってしまいがちですが、ぜひとも味と価格のバランスをしっかりと見極め、「体に良くて飲みやすいお茶」を選んでいただきたいと思います。

 

淹れ方

ごぼう茶は、「煮出し」と「水出し」、またその両方が可能なタイプがあります。
作り方はカンタンです。お湯または水にごぼう茶を入れて、お湯であれば5分ほど、水出しなら1時間以上、茶粉を浸してください。
ただごぼう茶に防腐成分などを含んでいない場合は、ピッチャーは冷蔵庫に入れて保管しましょう。

マイボトルなどに入れて持ち運ぶ際も、(何度も開け閉めして口を付けるので)一度のお出かけで飲める量を淹れるようにし、衛生面にお気をつけください。

 

安心・安全なごぼう茶の選び方は?

こだわるなら「機能性表示食品」のごぼう茶を

「機能性表示食品」は、消費者が自分のニーズに合う商品を手に取れるように設けられた制度です。国が定めたルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出た食品のことです。

健康茶は医薬品ではないので、病気の治療や予防のために摂取することはできません。

しかし「効能・効果を科学的な実験でしっかりと証明し、国(消費者庁)に許可を受けて表示をしている」ため、一定の効果が保証されていると言えるでしょう。

「機能性表示食品」として販売されているごぼう茶の数は多くありませんが、安心・安全にこだわる方は、ぜひこの「機能性表示食品」を気に留めてみてください。

 

ごぼう茶を美味しく飲む方法

作り方

・やかんにお水500mlとごぼう茶ティーバック1包を入れ、火にかけて沸騰させましょう。沸騰したら中火で5分ほど煮出して、ティーバックを取り出してください。

・マグカップや急須でごぼう茶を作る場合は、ティーバック1包を入れて熱湯を注いでください。お茶の濃さはティーバックをつけ込む時間の長さで調整できますので、お好みの濃さになったところで取り出しましょう。

・水出しのごぼう茶もあります。
ボトルなどの容器に水500mlとティーバック1包を入れておくと1時間ほどで出来上がります。ボトルのフタを締めて振ると、ティーバックに水が早く染みこむので、出来上がりの時間が短くなります。容器のまま冷蔵庫などで冷やしてお召し上がりください。

 

飲み方

・食事の時に飲んでいる水やお茶を、ごぼう茶におきかえて召し上がってください。
ごぼう茶は、クセのない飲み口。和洋中どんな料理にも合います。

・ノンカフェインのごぼう茶は、のどが乾いたときにゴクゴク飲めます。
寝る前や、運動後など、時間をえらばずにお召し上がりいただけます。もちろん、お子様や妊婦さんもお楽しみいただけます。

・お出かけの際、マイボトルとごぼう茶ティーバックをカバンにいれておけば、いつでもごぼう茶を召し上がれます。
ボトルに水とティーバックを入れて持ち出してもいいですし、ティーバックを密閉袋に入れて持ち歩けば、会社のマイカップでごぼう茶を飲みたい時にすぐ作れます。

 

出がらしのアレンジ料理レシピ

レシピ2:茶がら入り卵焼き

ティーバックからごぼう茶の出がらしを取り出せば、卵焼きの具として再利用できます。
溶き卵に出がらしを入れて焼くと、ごぼうの風味がほんのり香る、和風の卵焼きが手軽に作れます。朝食のおかずにオススメです。
チーズや炒めた玉ねぎを加えて洋風オムレツにすれば、お子さんが喜びそうなメニューを、かんたんに1品増やせます。

レシピ2:ごぼう茶の出がらしふりかけ

食事中の水分補給にうってつけのごぼう茶ですが、出がらしを、ご飯が美味しくなるふりかけにして食べるのもおすすめです。
ゴマや細かく刻んだ大根葉と出がらしをフライパンで炒って、醤油、砂糖で味付けをして水分を飛ばします。
鶏ひき肉やみじん切りしたニンジンと出がらしを、めんつゆで煮詰めれば、しぐれそぼろふりかけにもなります
毎日の白飯のおともに、またおにぎりの具としても味わい深い1品になります。

 

ごぼう茶のその他の効果・効能

免疫力アップ

人間の体は、常にいろんな病原菌やウイルスにさらされています。
自律神経を整えて活動とリラックスのオンオフをつけることも、免疫力を高めるために有効だと言われています。

ごぼう茶には、腸内環境を整える食物繊維成分のイヌリンが含まれていますし、淹れ立ちにはごぼうの香りが鼻にふわっと香りますので、(ごぼうがお好きな方には)リラックス効果も感じられるでしょう。

 

脳卒中・心臓病予防

脳卒中や心臓病には血流が大きく関わっています。糖質や脂質が多いドロドロとした血液が血管を詰まらせることで、正常に血液が流れなくなり、脳や心臓に障害を起こすリスクが高まるのです。
ごぼう茶には、血中コレステロールを分解する成分サポニンや、血小板凝集を抑える効果があるリグナンという食物繊維成分も含んでいます。

 

肩こり冷え改善

血行が悪くなると、指先や足先などの末端冷え性になりやすくなります。
血行不良が慢性化すると、体内温度も下がってしまうので、冷えが強まって体の筋肉が緊張(硬直)して、肩こりを感じやすくなります。

スムーズな血流を促すためには、「血液の状態を良くする+しなやかな血管」が欠かせません。ごぼう茶に含まれている成分のサポニン、ポリフェノールには、弾力があってしなやかな血管を維持する効果も期待できます。冷えやコリにもごぼう茶は最適な飲み物なのです。

 

血糖コントロール

ごぼう茶に含まれる成分イヌリンは、食後の血糖値上昇を抑える働きがあります。

糖質は、食物の他の成分(たんぱく・脂質)と比べて早く分解されますので、普段からご飯や甘いものをよく食べる方は、食事中やおやつのおともとしてごぼう茶を一緒に召し上がるとよいでしょう。

ただ、「ごぼう茶をたくさん飲めば、どれだけ食べても大丈夫」というわけではありません。食事もごぼう茶も適量が一番です。

 

美肌

ごぼう茶に含まれる成分サポニンは、血中コレステロールや脂質を吸着し排出を促す働きがあります。また、不要な水分や老廃物を吸収し、むくみを改善してくれるイヌリンの効果によって、体の細胞はキレイな血液から必要な栄養を供給されやすくなります

血のめぐりが良くなるので、基礎代謝もアップして血色のよいお肌の状態を保つことができるでしょう。

 

アンチエイジング

人の体には酸素が必須ですが、酸素を使って活動すると体内に活性酸素が生まれます。この活性酸素が体を錆びさせてしまう「酸化」を引き起こします。

『酸化が老化の原因』ともいわれていますが、ごぼう茶には抗酸化成分のサポニン(ポリフェノールの1種)を含んでいるので、体の酸化を抑制する効果が期待できます

ごぼうが水分の多い土の中で、傷ついても腐らずに成長することができるのは、サポニンによる自然治癒力と創傷治癒の効果だともいわれているのですよ。

 

ごぼう茶の副作用・デメリット

ごぼう茶に注目する方の多くは、便秘解消やダイエットの効果を期待していることでしょう。また健康維持のため・血液を良い状態に保つ効果にも惹かれて、ごぼう茶を購入、飲用する方も多いです。
実際に「ごぼう茶を飲み始めたらコレステロール値が正常になった」「ダイエットに成功した」という、うれしいご報告もあります。

しかしごぼう茶を飲むだけですぐに健康な体になれるわけではありませんし、もちろん個人差があります。

ごぼう茶をしばらく飲み続けてお通じが良くなったといわれる方もいれば、お腹がゆるくなってしまう方もいらっしゃいます。
お体の状態は人それぞれで異なります。誰に対しても同じように一定の効果が現れるものではありませんので、ごぼう茶の成分効能にプラスして、適度な運動やお体の状態に合った食事を心がけることが最も大切です。

その上で「自分に合った濃さのごぼう茶を適量、毎日飲む」ようにしましょう。

 

ごぼう茶についてのQ&A

ごぼう茶は妊婦でも飲めますか?
ノンカフェインですので、妊婦さんはもちろん、お子さんと一緒に召し上がっていただけます。ただし心配な方は、主治医にご相談の上お飲みください。
ごぼう茶を飲むと母乳に影響がありますか。
ノンカフェインなので、母乳への影響はありません。授乳期間中の水分補給に、ぜひごぼう茶をお楽しみください。
ごぼう茶を飲むタイミングについて教えてください。
朝目覚めてすぐにごぼう茶を飲むと、就寝中に汗をかいて水分不足になった体を潤してくれます。体内の水分が少なくなると、血液もサラサラではなくなってしまうので、血液の状態と流れを良くするためにも、朝の1杯は効果的です。

食事や間食の時にも、血糖の急上昇を抑えてくれる効果が期待できます。

またノンカフェインなので、就寝前でも安心して召し上がれます。

ごぼう茶は効果が出るまでどれくらいかかりますか?
ごぼう茶はあくまでもお茶なので、お薬のようにすぐに効き目を感じるものではありません。毎日の健康をサポートしてくれるパートナーとして、日々の食事や休憩時間にお楽しみください。

 

普段飲むお茶をごぼう茶に替えてみませんか?

お食事の合間や、のどが渇いた時、みなさんが普段口にする飲み物を、ごぼう茶に置きかえてみましょう。
体に必要な栄養素を損なわず、糖質の吸収をおだやかにしてくれますし、腸内の動きを促してくれる効果がありますので、朝、昼、晩のご飯時にごぼう茶を飲むことをお勧めします。特に、脂っこい揚げ物や糖質の高いご飯、丼ものなどを召し上がる際は、ごぼう茶もぜひお手元にご準備ください。

クセが少なく、甘みを感じる香ばしい風味の味で、口の中をさっぱりさせてくれますので、朝起きて飲む目覚めの1杯や、運動時の水分補給にもごぼう茶は適しています。


またノンカフェインなので、カフェインを含んだ緑茶やコーヒーが苦手な方や妊婦さん、お子さんにも安心してお飲みいただけます。
あったかいお茶でホッと一息、また薄めに抽出してごくごく飲めるごぼう茶を、ぜひご家族みなさまでご愛用ください。

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